祖母の独居生活を支えてくれた訪問看護スタッフ

近年、高齢者の独り暮らしが増えてきています。
もちろん、在宅で元気な独り暮らしなら問題は無いのですが、認知症があり、服薬もままならない方や医療が必要な方の独り暮らしの方にとっての独り暮らしには様々な問が生じてきます。その個々に対応する為にも、在宅介護や在宅看護は必要不可欠であります。

私は認知症と診断された祖父の介護をしたことがあります。
その時認知症というのは、こんな感じとわかっていたものの、人が変わって行く祖父を見るのは、相当に度胸が据わっていないと、精神的に参ってしまうと思っています。
なかでも徘徊をする時に、そのことが不安で仕方がなかったです。
徘徊をするときは、夜間もあったからです。
夜寝ている時に、どこかに行きたいと言って、私を起こしにくるのです。
そのときは、話をしてまた寝ることもあるのですが、寝ないことも有り、そんな時には、いっしょに起きているという状態となっていました。
そのことは、睡眠不足なり、体力的に限界と思ったこともありました。
祖父は、外出を一人ですることもあります。
そんなときも、必ずつきそうようにしていました。
その時、危ない事をするのではないかと、その行動を予防することしかできません。
後から思うと、もっと祖父の気持になって話をする等、してあげれば良かったと思ったりしていますが、その時にはそんな余裕はなかったのです。
その後も徘徊は続き、私の母親と交代で見ることになりました。
母親といっしょに見ている時に、母親の事を忘れて、見た瞬間に祖父が怒り出すこともありました。
そのような悲しい場面に対しても、何度も遭遇して、殴られるのではないかと恐怖を感じたこともあります。
祖父は、ちからがとても強いので、押さえ込んだりする、そのことも介護をするときに大変であったと思っています。

 

家族としては、お風呂等はデイサービスやデイケアで利用してもらった方が安心ではあったのですが、本人の性格が、人の集まるところは嫌いな性格であったので、訪問介護によるお風呂介助を依頼しておりました。
そういった風に、認知症である祖父も毎日誰かの見守りがある状態で認知症になってから約5年間独居生活を送ることが出来ました。
しかし、1年前から認知症の進行に伴い、夜間徘徊等の症状も出てきた為、仕方なく施設への入居が決まり今では施設生活を送っています。

しかしながら、家が好きだった祖父が、好きな家で生活を送ることができ本当に在宅介護・訪問看護のスタッフの支えに感謝しております。